たんぽぽだより

たんぽぽだより

2018.12.20

2018.12号より 

龍福寺ドライブ

 11月中旬、天気の良い日に龍福寺へドライブに出かけました。龍福寺は建永元年(1206年)大内満盛が創建した臨済宗の寺で、2度の火災を経て現在に至り、重要文化財にも指定されている歴史深い建物です。
「紅葉は見ごろかな」と話ながら、途中の柿の木を見ては「おいしそうやね」「今年は熟しがたくさん食べられるかな」など、お話しも弾んでいました。
到着してバスを降りると少しひんやりした風が吹きましたが、歩いているとぽかぽかするくらいの日当たりでした。他の施設や一般の方もたんさん見に来られ、賑やかな雰囲気でした。紅葉のトンネルのようになっている参道をゆっくり歩いてみると、日当たりによって紅葉の進み方が違っていてとても綺麗でした。また、道の脇にはつわぶきもかわいらしく咲いていて、紅葉に彩りを添えていました。お1人ずつ写真を撮ると、それぞれポーズをされたり、背景を考えられたりされ、おかげで映画スターのように素敵な写真を撮ることができました。境内に入ってみると、大きな銀杏の木があり近くで見ると迫力がありました。早くも落ち葉がたくさん落ちていて、ロマンチストな男性は「絨毯みたいやね」と笑顔で言われていました。
龍福寺には、「しあわせの鐘」という鐘があり、代表で1名男性の方に心を込めてついていただきました。「これでみんな幸せになるね」と鳴り響く鐘の音色に耳を傾けていました。大内氏の歴史についての石碑や小さい滝もあり、ゆっくり散策するにはとても良い場所でした。
帰りには護国神社の前を通ると、七五三ののぼりが出ていたり、こちらも紅葉が少しずつすすんでいて素敵な景色でした。
「次はどこに行こうかね」「またみんなで行きたいね」と前向きな言葉がたくさん聞かれ、あっという間に帰路に着きました。
寒い時期はなかなか外出活動が難しくなりますが、これからも気候や場所を検討して楽しくご一緒できればと思います。

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2018.11号より 

仁保幼稚園・保育園交流会

11月1日に、毎年恒例行事である仁保幼稚園・保育園交流会を行いました。今年は13名の元気な園児さんたちが遊びに来てくれました。少し風の冷たい日でしたが、半袖で来られた子供さんもおられ、「おはようございます!」と大きな声で挨拶されると、負けじとたんぽぽ園の皆さまも大きな声で返事をして下さいました。
まずは園児さんたちが元気いっぱいの歌と踊りの披露をして下さいました。「どんぐりころころ」の歌を聴くと、自然に口ずさまれる方が多く、一緒に歌を楽しまれていました。踊りは今年流行った「ドラえもん」の主題歌に合わせて元気いっぱい手を伸ばしたり思いっきりジャンプをしたりして踊る姿を、たんぽぽ園の皆さまは温かいまなざしで見守られていました。
続いて、園児さんとたんぽぽ園の皆さんのふれあいタイムを行いました。音楽が鳴っている間、手をタッチして回っていき、音楽が止まった時に園児さんが目の前の利用者様の手をマッサージしてくれました。小さい手で一生懸命さすってくれる子供さん、少し恥ずかしそうにしている子供さん達に、「ありがとうね」「がんばってね」と優しく声をかけて下さっていました。お互いに自然と笑顔になられ、少しずつ場が和んでいきました。
その後は全員参加で、「お弁当を作ろうゲーム!」を行いました。園児さんたちが、利用者様と様々な対決を行い、園児さんが勝つと弁当屋さんからおかずをもらい、お弁当箱に詰めていくというゲームです。割烹着を着て、お弁当屋さんになって下さった方、何ヶ月も前からフェルトのおかず作りに取り組んで下さった方、厚紙でお弁当箱を作って下さった方など皆さんのご協力で行えたゲームでした。そしてじゃんけんゲーム、さいころゲーム、大声対決など、様々なゲームで盛り上がり、園児さんたちは見事お弁当を完成させることができました。
最後に感想を伺うと、「わしらにもあねえな頃があったんよ」「気持ちも若返ったよ」など、元気な言葉を聞くことができました。楽しいひと時はあっという間に過ぎましたが、また来年も交流会ができればと思っています。

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文化祭展示

11月3日は「文化の日」です。この日にちなんで仁保病院では病院の玄関ホールに、11月の1ヶ月間、1年間創作活動に取り組んできた成果を一斉に展示しています。入院でリハビリを行われている方々の作品も素晴らしく、昔されていた趣味を生かした作品もあれば「こんなこと初めてやったよ!」と新しい趣味に取り組まれている方もおられるようです。たんぽぽ園も同じく、作品展示を行っています。今回はその一部をご紹介したいと思います。
①色塗り作品
・個人で好きな題材に取り組んでいます。
季節の果物や花の絵を塗ることで季節感を感じていただくこともできます。また、女性の方はかわいい女の子やきれいな着物の絵柄も好まれます。
着物の柄までご自身で考えて塗られる方もおられ、とても丁寧に仕上げられています。男性は景色や仏像画などを好まれる方もおられ、バラエティに富んでいます。
・菊の作品はたくさんの方が塗られたものを1つの作品に仕上げています。薄く塗るのが好きな方、輪郭からなぞって塗られる方など、取り組み方も様々ですが、どなたもとても細やかに仕上げられています。1つの大きな作品にすることでより迫力のあるものになっています。
②紙細工
・花紙を丸めて、こつこつと下絵に貼り付けていく作品、線に沿って丁寧に切り取っていく作品など、同じ「紙」でできていても様々です。切り絵作品などは刃物を使用するため、より集中力を必要とする作業といえます。 紙を丸める作業は指先の感覚を使用する作業であり、作品を作るだけでなく、様々な認知機能、身体機能を使用する作業ともいえます。 ③折り紙
・小さい折り紙で丁寧にたくさんの「柿」を折っています。この方はスタッフに習うのではなく、図面をお渡しするとご自分で考えながら折り方を考えて行われます。ほかにも、夏には「カニ」や「貝」、保育園行事のために「ドラえもん」(表面上段の写真)なども折って下さいました。
④手芸
・フェルトで作られた「夏野菜」や「おにぎり」は、他の方からも「本物みたいやね!」という声がたくさん聞かれました。縫い方も工夫され、きれいに見えるよう工夫されています。やりだしたら止まらないほど、意欲的に取り組まれています。
この他にもたくさんの作品を展示しています。今年はカフェコーナー内に展示をしているため、外から来られた方にはゆっくりコーヒーを飲みながら作品をみていただくことができています。仁保病院に寄られた際には是非、ご見学下さい。

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2018.10号より 

秋のドライブ・屋外活動

 今年は猛暑のため、9月になってもなかなか外での活動ができないと思っていましたが、9月半ばからようやく少し涼しくなり、時間帯を選んで外での活動も再開しています。たんぽぽ園周辺は豊かな自然があり、稲刈りの風景や柿が実ったり、彼岸花が少しずつ増えていく様子など、送迎車の中からも眺めることができます。近くを散歩すると、風の気持ちよさや鳥の羽音が聞こえたりと、より一層自然を身近に感じることができます。このおかげか、普段過ごされる部屋の中よりも外へ出るだけでもお話しが弾む方も多く、「子供のころ、稲刈りを手伝ったよ」「うちにも柿の木があってね・・・」など、自然と懐かしそうにお話しされているように感じています。
 また、よりしっかりと季節感を感じて頂けるよう、9月は近隣へドライブに出かけました。1回目は仁保にあるぶどう園へおやつ用のぶどうを買いに数名の方で出かけられました。車で数分の距離ですが、様々な品種のぶどうを味見させてもらえたり、ぶどう棚の下で写真を撮ったりと楽しまれたご様子でした。おやつに買ってきてもらったぶどうは翌日の利用者様においしく召し上がって頂きました。数粒ではありますが、「甘いね!」「きれいな色だね」と、とても喜んで下っていました。
 2回目は、小鯖にある鰐鳴神社に彼岸花を見に出かけられました。秋分の日を過ぎて、あっという間に彼岸花が開いてきたので急いで日にちを決めて出かけました。他施設からや一般の方もたくさん見学に来られていたそうです。真っ赤な彼岸花が参道に咲き誇りとても綺麗で、「真っ赤なじゅうたんみたいだね」という方もおられたり、「赤い花なら曼珠沙華♪」と「長崎物語」を口ずさまれたりと、季節ならではの風景を満喫されたご様子でした。
 お彼岸を過ぎて一気に涼しくなり、今年は台風の影響も懸念されますが、今からの時期には紅葉のドライブにも行ければと考えています。車での外出がご負担な方とも、少しでも近隣の散歩を通して仁保ののどかな風景や秋の澄んだ空気を感じていただける機会をご一緒できればと思っています。

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2018.09号より 

たんぽぽ美術館

今年の夏も、たくさんの作品ができました。萩や山口の美術館にも勝るとも劣らぬ、素敵な作品の一部をご紹介いたします。

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黄色と青色の魚は1枚1枚、折り紙で作られています。

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うなぎ屋さんの看板にも使えそうな、うなぎの切り絵です。

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ヒマワリの中央部分は、ぐし縫いで作られています。

2018.08号より 

七夕行事について

 今年もたんぽぽ園では2本の立派な笹を飾ることができました。前の週からコツコツと輪飾りや、折り鶴、天の川など折り紙できれいな飾りをたくさん作って頂きました。また、短冊も希望の方には1人1枚、祈りを込めて丁寧に書いて頂きました。その一部をご紹介したいと思います。
・家族みんなが元気でありますように・頭(髪の毛?)が昔のように戻りますように
・おいしい物が食べたい
・私の幸せ、明るい日々が続きますように
・外国旅行がしてみたい
・健康にすごせますように
・世界平和
など、ご自分のことだけではなく、ご家族や世界のことまで考えられる方もおられ、読んでいるうちにこちらも優しい気持ちになれました。このような短冊や飾りを、5名の女性の方にきれいに飾り付けて頂きました。各部屋に飾るととても涼しげで、他の方の短冊なども興味をもって見ておられる方がたくさんおられました。
そして一足早く、7月5日のうたの会にて七夕のうたを歌ったり、それにまつわるお話しや短冊の紹介をさせて頂きました。
もともと中国の行事で、字が上手になることを願っていたことなど、皆さまよくご存じでした。印象的だったことは、織姫と彦星のように1年に1度しか奥様に会えなかったらどうですか?と男性数名に尋ねると、「耐えられない!」と言われる方が多かったことです。たんぽぽ園利用者の男性には愛妻家の方が多いご様子でした。来年も皆さんと和やかに七夕の行事が行えればいいなというのがスタッフ一同の願いです。

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2018.07号より 

6月の作品

 今年の梅雨は、あまり雨が降らないかと思えば急にパラパラ降り出したりと変わりやすい天気の日が多かったですね。外での活動は予定していてもできないことがありましたがその分、室内でしっかり体を動かしたり、音楽を楽しんだり、作品を作ったりと日々の活動を皆さまとご一緒しています。今回は、6月にちなんだ作品の一部をご紹介したいと思います。

①さくらんぼのマスコット
女性の方が、細かい針仕事にとても集中して取り組まれています。写真ではわかりにくいですが葉脈のステッチまで丁寧に行われています。

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②紫陽花の壁面画
色紙を小さい花や雨だれの形に切り取っています。葉っぱについては、「紫陽花の葉っぱはギザギザなのよ」と利用者の方からアドバイスをいただき、ピンキング鋏を使用して本物のような形に切って頂きました。

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③バラの切り絵 男性の作品です。切り絵カッターを利用して行う細かい作業です。
花びらや葉っぱの形などとても繊細に切られています。
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④生け花
5・6月の誕生会にちなんで、昔生け花をされていた方にお祝いのお花を生けていただきました。久しぶりに生けられたため少し不安そうなご様子もありましたが、花の高さや色合いを考えながらとてもきれいに生けて下さっています。
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2018.05号より 

春の作品紹介

 今年も、様々な「春」を題材に素敵な作品が完成しています。今回はその中からいくつかご紹介したいと思います。
花紙細工
 薄い花紙を少し濡らしてきれいに丸め、乾燥させます。それにボンドを付けて下絵に合わせて丁寧に貼り付けていきます。とても根気を要する作業ですが、2人の女性がいつも笑顔で協力して丸めて下さっています。「なかなか丸にならんね」「私のはなんだか大きいね」などと話ながらたくさん作って下さり、そのうち1人の女性がピンセットを使用して丁寧に貼り付けて下さいます。玉の大小やちょっとした隙間も気にされながら行われる姿は、熟練の職人さんのようなご様子です。
切手の貼り絵
 たんぽぽ園では10年以上前から古切手を使用した貼り絵の作品作りに取り組んでいます。古切手は寄付でいただいたものが主ですが、封筒から切り取る、のりを剥がす、平らになるよう本に挟む、など様々な工程があり、多くの利用者様に協力していただいています。
 完成した作品は、毎月仁保郵便局に展示しています。利用者さんと一緒に行き、貼り替え作業もお手伝いして下さっています。
地域の方に見ていただく喜び、そして「また頑張ろう」という意欲にもつながっているようです。仁保郵便局に行かれることがあればぜひご覧ください。

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2018.04号より 

ひな祭りについて

 昔から「雨水」の時期にお雛様を飾ると、女の子は幸せになるといわれていますね。
 今年は皆さんに協力していただき、たんぽぽ園にお雛様を飾ることができました。お雛様の顔が傷まないように巻いていた紙を外す方、お雛様を段にきれいに並べる方と分担して作業をすすめていきました。「きれいな顔ね」「お雛様は顔が大事よね」とお話もはずみ、ゆっくり丁寧に飾り付けることができ、完成後は一緒に記念撮影を行いました。
 また、3月1日のうたの会にて桃の節句をお祝いしました。子どもの頃に飾られていたお雛様の話を聞くと、「お母さんが布で手作りしてくれた」「七段飾りのお雛様を飾ってくれたよ」など当時を懐かしそうに思い出されていました。男性の利用者様で娘さんがいる方は「お雛様を出すのを手伝っていたよ」と言われることもあり、皆さんの素敵な家族の思い出を聞く良い機会となりました。
 おやつにはひなあられや春らしいおまんじゅうをゆっくり召し上がられました。
 これから気候も良くなるため、様々な行事を一緒に楽しんでいきたいと思います。

2018.03号より 

節分行事

今年は2月3日が土曜日でたんぽぽ園はお休みだったため、一足早く2日に節分行事を行いました。職員が準備していると朝から、「今日は豆まきをやるの?」と楽しみにされている方もおられました。
朝の会にて豆まきを行いましたが、年女の方1名、年男はその日の利用者様にはおられなかったので、快く引き受けて下さった「福男」の方1名にご協力頂きました。
お二人とも始めは少し恥ずかしそうにされていましたが、周りの方が大きな声で「鬼は外!福は内!」とかけ声を出してくださり、その声に励まされ、力強く投げて下さいました。
まだ外は寒かったですが、少しだけドアを開け、外に向かって力一杯投げられ、室内にもまいて下さり、しっかりと「福」をデイケアの中に呼び込めたと思います。
その後は、「年の数だけ豆を食べる」という話になり、「そんなに食べられない!」という方もおられれば、「気持ちは18歳だから!」と冗談を言われる方もおられ、周囲からは笑い声があふれていました。
午後は、人気のレクリエーション「鬼倒しゲーム」を行いました。豆のかわりにお手玉を持ち、大きな赤鬼の的に力一杯投げて鬼退治をしました。鬼の的は丈夫なため、しっかり投げないと倒れないのですが、多くの方が見事に倒され、大きな鬼が倒れるたびに歓声が上がっていました。時には力が入りすぎて全然違う方向に飛ぶこともありましたがそれもご愛嬌で、大笑いが起きていました。
このように、今年も皆さんと楽しく無病息災をお願いすることが出来たので、1年間元気に過ごして頂けることと思います。

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2018.02号より 

正月の活動について

今年は比較的天気の良い日が多いお正月だったように思います。うれしいことに4日からたくさんの方がたんぽぽ園に来てくださり、嬉しい新年の始まりとなりました。
正月始めは梅茶を飲み、みんなで一緒に一年の健康をお祈りしました。午後はすごろく大会を行いました。たんぽぽ園をスタートし、山口大神宮まで辿り着けるか、いろんな課題をクリアしながら一年の運だめしを賑やかに楽しまれました。すごろくの駒は、利用者様がタオルを使用して手芸で作られた「犬」が大活躍でした。
おやつは年に一度の舌鼓!「おいしいねえ」「昔より小さくなったかな?」
など話にも花が咲き、まさに舌鼓を打ちながら賑やかなお茶会となりました。
二日目は、紐の先についた大きな「お手玉」を引き寄せる「新春ひも巻ゲーム」を行いました。チームの名前は「お年玉で買いたいものは?」というお題で考えていただくと、「大きなステーキ」「車」「ダイヤモンド!」など、様々なアイデアが出ていました。
勝負は仲良く引き分けとなり、年の始めに仲良く全員で大きく万歳をすることができました。
また、一方の部屋では書き初めを行いました。「久しぶりだから緊張するね」と言われる方も多かったですが、筆を持つとピンと背筋が伸びておられとても良い表情で取り組まれていました。「新春」「戌年」「賀正」
など、正月にふさわしい字をとても力強く書かれていました。作品の一部は、病院ホールに展示され、散歩がてら一緒に見に行くと、他の方の作品も興味をもって見ておられる方も多かったです。
このように、賑やかな平成30年の始まりとなりました。今年も日々の生活や会話を大切にしながら楽しい行事やレクレーションなどでご一緒していきたいと思います。
また、こちらでの活動内容は、連絡票や写真等を通じてお知らせしていきたいと思いますので良かったら目を通していただき、ご家庭での話題にして頂けると幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。

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2018.01号より 新年のご挨拶

院長 貞國 太志

 日本人の長寿の原因がさまざま考えられています。
 1つ目に挙げられる理由は遺伝的な面です。黄色人種である日本人は、環境適応能力に優れているとされています。白色人種よりも紫外線に強い肌を持っており、黒色人種よりも寒さに強かったようです。そのため、ありとあらゆる場所で生き残ることができたのです。こうした環境適応能力の高さが日本人の長寿と関連しています。
 また、「ハプログループD」と呼ばれる特異な遺伝子が日本人に多く見られ、この遺伝子が長寿と関係しているのではないかと、世界中で調査が進められています。
 2つ目の理由には、食事をはじめ入浴や運動といった生活習慣が関連しています。特に食生活に関しては、他の先進諸国に比べて脂肪の摂取量が極端に少なく、米を中心にした炭水化物の摂取が多くなっています。また魚介類や海藻類の摂取量が多いことも特徴的です。
 最近では、日本食に抗酸化作用の高い発酵食品(味噌や納豆など)が多いことも長寿の要因として挙げられています。
3つ目の理由は、高度な医療技術を獲得し、その医療を高齢者や子供が十分に受けられる仕組み(国民健康保険制度)が整っていると言うことです。日本では、乳幼児の死亡率が他の国に比べて低く、検診制度も充実しています。病気の早期発見・早期治療につながっています。
今年も皆さん、健康で、元気でお過ごしください。

デイケア医師 野村 滋

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
年頭に当たり、デイケアの食事について一言申し上げます。
 当院の給食は良くできている、美味しいと自信を持って言えるのは、ニュークックチルという新しいシステムを導入したり、他病院と比較すると潤沢な食材費が使えたりするからですが、何よりもニュークックチルを存分に使いこなし、ヴァリエーションに富んだ献立を立案し、それをうまく調理する栄養部の日々の活躍を忘れることはできません。
 デイケアに関しては、利用者のかたの状態を見ながら、栄養部とデイケアのスタッフが共同して盛りつけをすることから始まって、食形態の変更、盛りつけの工夫、栄養補助食品の利用など様々な視点から利用者のかたの栄養状態を維持するように、デイケアと栄養部が協力して、努力しています。今後必要があれば、栄養部の管理栄養士がご家庭に赴いて、ご家庭で栄養指導を行う、ということができれば、というのが今年の目標です。
 食事、栄養管理についてご要望があれば、栄養部への橋渡しを致しますので、どうぞデイケアのスタッフにお申し付け下さいますようお願い申し上げます。 

デイケア看護師長 田村 和恵

 新年あけまして、おめでとうございます。旧年は大変お世話になりました。
 今年は犬年です。それにちなんで「いぬどし」で今年の抱負を考えました。

 いつも、笑顔で

 ぬくもりのあるケアーで

 どんな事にもどんと構え

 しっかりと前をみつめ

頑張りたいと思います。
 簡単なご挨拶になりましたが、今年も利用者様、ご家族様、スタッフが幸せな瞬間が1つでも多い一年でありますように。
 今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

デイケア看護主任 山縣 麻由美

 新年明けましておめでとうございます。
 今年は戌年。小型~大型と種類も多い犬は、賢く柔順、人に良く懐き、見ているだけで癒やされます(最近は猫ブームということですが…)。
 ペットとして自宅で飼われている方も多く、送迎の時、鳴き声や姿に出会えるのも楽しみの一つです。
 今年一年、たんぽぽ園を利用してくださる皆様が癒やされ、穏やかで楽しい気持ちで過ごして頂けますよう努力していきたいと思います。
 よろしくお願い致します。

デイケア主任 奥田 和彦

 明けましておめでとうございます。
 今年は犬年ですが、猫派の私です。なぜ、犬が十二支に入っていて、猫が入っていないのか調べてみました。
 いつもケンカばかりしている動物たちを神様が見かねて、1月1日の0時に最初に神様のところに来た動物をリーダーとして、その後到着した順番に十二支として毎年交代でリーダーとすることとなったのですが、その時に猫がネズミに「1月2日の0時」と嘘の時間を教え、猫はその話を信じて1月2日に神様のところに行くと、すでに十二支選抜レースは終了してました。ネズミにだまされたことを知った猫は激怒して、ネズミを追い回すようになった…というのが大筋のお話のようです。
 犬は途中、猿と大げんか(犬猿の仲)をしながらも見事、11番目にゴールを果たし、十二支に入ることができたそうです。
 ・・・と、新年のご挨拶とはかけ離れた小話となってしまいました。
 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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